約 2,854,044 件
https://w.atwiki.jp/higumaroyale/pages/414.html
一体何が始まるんです? ガラガラと台車で何かを運ぶ音がする。 「よいしょ、よいしょ。がうがう~!重いなっこれ!!」 突発的に起こった津波で流されてきたガンダムを回収した後、 綺麗に水と泥を拭きとって薄暗い研究室の壁にもたれかけさせた 白い帽子を被ったショートカットの少女、百合城銀子は 一匹のヒグマと共にソファーに腰かける青年に声をかけた。 「シバさーん、頼まれてたヤツここに置いとくよ!」 「……ああ、そうか。ご苦労だったな、ありがとう」 「むむっ!なんだ~?そのディスプレイから濃厚なユリの臭いがっ!」 クロスゲート・パラダイム・システムの実験で偶発的にこの島に召喚された 銀子は帰る目途がつくまでとりあえずこのシバさんという男の元でお手伝いさんを することになったわけだが、すぐ異変に気付いて彼女はシバの元へと駆け寄った。 「がうっ!?シバさんが泣いている!?」 「うぅ……終わりっすか?これでμ's は本当に終わりなんすか!?」 「終わりじゃないさ、彼女たちは生き続けるんだ、俺達の心の中で」 スタディが壊滅する直前に彼らが入手したと思われる劇場版ラブライブ!の違法視聴映像を 先ほど観終わって感動の涙を流しながら語り合うシバさんと最近クックロビンに改名した 穴持たずカーペンターズの蔵人(クロード)。クックロビンはともかく常に無表情だった シバさんがここまで感情を露わにしているのはまさに衝撃である。 「納得できねーっす!せっかく世間に認知されて社会現象にもなってまだまだこれからじゃないっすか!」 「ああ、お前の気持ちは痛いほど判るぞクックロビン。だが安心しろ、俺にいい考えがある。 確かにμ's は解散した。だが彼女たちがそのままアイドルを止めると思うかね?」 「はっ!そういえばアメリカで未来の穂乃果ちゃんと思われる人が路上で歌っていましたね!」 「そうだな、彼女は穂乃果ちゃんである説が有力だ。しかし俺はこう考える。 あれは髪の色的に大人になった星空凛なんじゃないかとね」 「なんと!……いや、待てよ!凛ちゃんって確かこの会場に来てたんじゃ?」 「ふふっこれぞまさに運命の悪戯というやつだな」 「そうか!ソロデビューっすね!俺達ヒグマ帝国が全面バックアップして凛ちゃんのソロデビューを お手伝いすればあの娘達はまだまだ活動を続けることが出来るんすね!」 「この会場にスタジアムを建てよう。全世界に星空凛のライブを発信するんだ」 「流石ですシバさん!」 「がう~?さっきからなんの話をしてるか全然分かんないんだけどー?」 「ん?ああ、すまない。そういえばガンダムを回収してきてくれたんだったな」 シバさんはソファーから立ち上がりなにやら盾や銃が置いてあるディスクへと移動した。 「ラブライブ、なんて素晴らしい作品なんだ。ずっと記憶の片隅に残っていた黒い髪の少女のことが 気になっていたが、あれはきっとμ'sの海未ちゃんだったんだろう。そうに違いない」 「で、どうすんのこのガンダム?制限で小さくなってるからなんとか持ち運びが出来てるけど」 「勿論、有効に活用するさ。さっきクックロビンの友達の穴持たず402くんが協力してくれた おかげで一時間で完成させることができた、このビームライフルとビームサーベルを装備してもらってね」 「でもこのガンダムただの張りぼてだからこのままじゃなんの役にも立たないがう」 「心配するな、手は打ってある。お、タイミングよく現れたようだな」 「え?うわっ!」 突如、銀子の目前を小型のラジコン飛行機が通り過ぎた。 その1stガンダムに出てくるコアファイターによく似たミニチュア戦闘機は ディスクを滑走路代わりにして着陸し、エンジンを停止した後コックピットから パイロットスーツを着た小さい小さいヒグマが降りてきてシバさんに敬礼をした。 「なんだこいつ?私のクマモードよりも小さいな」 「紹介しよう、彼は穴持たず56『熟練搭乗員』コロポックルヒグマの安室嶺さんだ 先ほどクラッシュ、ロス、ノードウィンド、コノップカと一緒に演習をしていたようだが どうやら訓練は終わったらしいな。さあ、君の力を見せてくれたまえ」 シバさんがそう言い終わるとコロポックルヒグマの安室嶺さんはコアファイターのコックピットへ 戻り、エンジンを吹かせて壁にもたれかかったガンダムの胴体へと突っ込んでいく。 「正面衝突!?いや、なんだありゃ!?」 ガンダムにぶつかるかと思われたその瞬間、突然ガンダムの胴体が真っ二つに割れ、急停止した コアファイターが折りたたまれると綺麗に胴体にはまって収納されていった。 その直後、両目の照明が眩く光輝き、ガンダムがこちらへ向かってゆっくりと歩き始めた。 「こ、こいつ動くぞ!?」 「オーバーボディを念動力で操作する。それが穴持たず56安室嶺さんの能力だ。 いい感じのボディが無かったので研究所で待機していたがお台場のガンダムが流されてきたと聞いて 遂に出番がきたというわけさ。武器とか足りないパーツはこちらで自作する必要があったわけだが。 さあ、仕事へ行ってきなさい『ガンダムさん』。地上の様子を見てくるんだ」 机においてあったビームサーベルとライフル、シールドを装備したガンダムさんは敬礼をした後 バックパックのジェットエンジンを吹かして研究所を後にした。 「うーん、訳わかんないけどちょっとカッコいいかもしれない」 「さてと、じゃあ俺はしろくまカフェへ行ってくるよ。ちょっとシロクマさんに呼び出されたからね。 ああそうだクックロビン、スタジアム用の土地が用意出来たらこちらから声を掛ける。 それまでラブライブの素晴らしさを広めておいてくれないだろうか?」 「了解です!穴持たず402と一緒に活動してくるよ!」 「あ、そうだ、銀子。君にもいいものを用意しておいたんだ」 「なんだそりゃ?」 シバさんが指さしたのは、ガンダムさんを立てかけた壁から少し離れた位置に置いてあった 白いふわふわしたボディを持つ太っちょのロボットであった。 「ガンダムのデータを基にして作ったオーバーボディ、ベアマックスだ。 君がクマ形態になれば中に入って操縦することが出来るぞ。危険が迫った時は 遠慮なく使ってくれたまえ。」 「えー?なんかよわそうだな」 「軟式ボディによる絶対防御だぞ。それに開発中のグリズリースーツとの合体機構も備えてある。 じゃあ、行ってくるよ」 そういいながら外出用のヒグマの着ぐるみを身に付けたシバさんは研究所を後にし、しろくまカフェへと向かった。 ―――これはシバさんが地上へ出てマテリアルバーストをぶっ放す少し前のお話。 ㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹ 「……『第十かんこ連隊』隊員、皮に潜るヒトガタ、穴持たず506・ゴーレム提督よ。 昔は変幻自在の癒し看護師、レムちゃんとも呼ばれていたわ。短い間だけどよろしくね?」 姉の声と顔でにこやかに笑うその異形のヒグマの言葉に、瑞鶴は最早、何の反応もできずに震えるだけだった。 「光栄に思ってね瑞鶴……。ただ沈めようと思ってたけど、加賀さんの皮がボロボロになっちゃったから、考えが変わったわ。 あなたのナカに入って、その薄汚い内臓を隈なく溶かし尽し……。あなたを私の、507枚目の皮にしてあげる……」 翔鶴の姿をしたゴーレム提督は、そのスカートをたくし上げて加賀の生皮を詰め戻し、 代わりに股間から茶色い泥状物を掬い上げて見せる。 姉の両手の間に広げられて粘つき、糸を引く泥を見つめ、瑞鶴は、吐き気を堪えるので精いっぱいだった。 「こ、この化け物!翔鶴姉の体で下品なことすんな!」 「あら……?それは本心?本当は悦んでいるのではなくて瑞鶴?」 「な、何を言って……!?」 そう言いながら股間をまさぐっって茶色い泥を後門からひり出す翔鶴姉の姿を直視して 瑞鶴は吐き気と同時に一種の背徳的な興奮を感じざるを得なかった。 「息が荒くなってきたわねぇ瑞鶴。そういえば一つ気になっていたんだけれど? あの最近鎮重府に配属された葛城って娘、ずいぶん瑞鶴のことを慕っていた みたいだけれどひょっとしてもう食べちゃった?」 「んなぁっ!?」 突然の姉の発言に驚愕した瑞鶴は顔を赤くしながら跳び上がり、目を逸らして口ごもった。 「な、なんのことかなぁ翔鶴姉~?わ、私はどんな時も翔鶴姉一筋だよ?」 「あらそうかしら?ずいぶん噂になってるわよ?私が死んだあと荒れに荒れたた あなたは寂しさを紛らわすように次々と軽空母の娘に手を出し始めたって……」 「そうですよ!ヒドイですよ瑞鶴先輩!」 不意に、まだ幼さの残る声が聞こえ瑞鶴が横を向くと、ややウェーブのかかったロングヘヤ―をした 迷彩柄のビキニアーマー状の着物を身に付けた少女が瑞鶴の腕に抱き着いてきた。 「か、葛城っ!?」 「ふふふっ。私達も忘れてもらっちゃ困ります」 瑞鶴が正面を向きなおすと、自分と同じ迷彩柄の艤装を身に付けた三人の軽空母、 千代田、千歳、瑞鳳が次々ともたれかかってくる。 「あ、アンタたちなんでここに?」 「いやですねぇ。レイテ出撃前に散々まぐわりあった仲じゃないですかぁ?私達」 「う……うぅ……!」 空母瑞鶴は翔鶴との姉妹愛や加賀とのツンデレカップルが話題になりがちだが 艦むすきってのハーレム艦でもある。装甲空母大鵬を始め、かなりの数の軽空母が 彼女の姿に憧れ、または姉妹の契りを交わすため迷彩柄となるのをみてもそれは頷ける。 「ほら?あの時みたいにむしゃぶってください、私の胸を……」 「え?うわぁ!?」 千代田が服のホックを開けると、その着やせしていた豊満な胸部装甲が露わになる。 その二つのミルクタンクをみた瑞鶴は我を忘れて息を荒くしながら手を伸ばした。 「ふへへっ……本当にいいの?」 「後悔なんかしませんよ?まあ……あなたの命が代金ですけどね」 「あっ……!!しまった!」 豊満な両乳首が拡張し、中から二つの甲標的の頭が飛び出した。 「うおおおお!!!」 甲標的から発射された魚雷から全力で回転して身を躱そうとする瑞鶴。 だがすべてを避けきれず、手に持っていた最後の直掩機が直撃し破壊されてしまった。 瑞鶴を取り囲んでいた軽空母の姿をした泥人形は急速にしぼみ、ずるずると翔鶴の元へ帰って行く。 「あら?流石ねぇ。絶対殺せたと思ったのに」 「はぁ、はぁ……精神攻撃とは卑怯な!?」 「でも幸せだったでしょう?本当は私もシモのせわよりこういうお仕事がやりたかったのよ。 でもお相手がヒグマじゃねぇ……さて、もう直掩機はないわねぇ?」 「くそぉ!!」 ここからどう逆転すればいいのか?新しく矢を放つにはいったん距離を置かなくてはならない。 だがどうやってこの怪物を倒す?今自分が作れる艦載機の性能ではかなりの数を出さないと こいつの泥の身体を焼き尽くすことは出来ない。そこまで距離を空けることが出来るのか? 「せめてもう少しボーキサイトがあればもっといい艦載機が造れるのに…… でも、負けられない!あの戦争の悲劇は二度と繰り返してはならないのよ!」 「……かわいそうな瑞鶴。まだ自分が何者で今どこと戦っているかよく分かってないのね。 まあいいわ。今楽にしてあげる……ん?」 突然、地面が暗くなったと同時に何かが落下してくる音がして、二人は顔を上げた。 そして、レムちゃんは驚愕し、瑞鶴は目を輝かせた。 「……な、なによあれ!?」 「……お菓子の山?」 「は?何言ってんの瑞鶴?……うわあああああ!?」 ―――唐突に、上空から屋上へ落下してきた巨大なガンダムに押し潰され、建物は完全に倒壊し崩れ去った。 ㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹ 「くそっ!何が起こった!?シバさんからもらった大切なオーバーボディが!!」 空のパトロールをしている最中、突然制限が切れ元のサイズに戻って制御を失った お台場ガンダムからコアファイターで脱出した穴持たず56安室嶺さんは 倒壊した建物の瓦礫にうずまるガンダムをみて途方に暮れていた。 空を飛びかうラジコン飛行機の群体に反応し、侵入者とみて迎撃しようとしたものの 次々とテレポートしながら拠点を変えるため特定できなかった発射先をようやく発見した矢先の出来事であった。 「会場の制限が解除されている?本部に異変でも起きたのか……ん?」 ガンダムの足元で、何かを咀嚼しているような音が聞こえる。 何事かと恐る恐るコアファイターを近づけていくと、そこでは ツインテールの少女がガンダムの装甲にしゃぶりついてガリガリと口で表面素材を捕食していた。 「な、なんだあの女!?ガンダムを喰っている……!?」 艦むすは普段何を食べているのか?確かにアニメでは普通にカレーやスパゲッティを喰っている 描写がなされていた。しかし給油艦間宮はこうも言っていなかったではないだろうか? 「隠し味に入れるとどんな料理もおいしくなる幻のボーキサイトがあるらしいわよ」 知ってると思うがアルミの原料であるボーキサイトは人体に有害な猛毒である。 さらに、過去は秋刀魚を獲ってきて調理するイベントが実施されたこともあったが この時さんまを刺身や焼き魚に調理すると何故か石油や弾薬に変化し艦むすへ支給される。 そして間宮製の戦闘糧食は解体すると石油に変化するバイオマス燃料だったことも判明した。 そう、艦むすは石油や弾丸や鋼鉄やボーキサイトをカレーやおにぎりっぽく調理して食していたのである。 「おお!なにこれ?食べたことない味だけどボーキサイトより全然美味いじゃない! 料理してなくても全然イケるなんて信じられないわ!」 ちなみに、お台場ガンダムの素材はガンダリウム合金ではない。その美しい白い装甲はCFRPで出来ている。 CFRPとは比重が鉄の約4分の1、単位重量当たりの強度は鉄の約10倍を誇るアルミ合金に代わる新世代素材、 現代の車両や航空機の軽量化技術を大幅に向上させた炭素繊維強化樹脂である。 「うん、力がみなぎってきた!これならまた戦えるかも! あいつもまだ生きてるのかな?早く距離を取らなきゃ!……ん?」 食事という名の補給を終えたツインテールの少女瑞鶴は、 空を彷徨うコアブースターをみて驚愕する。 「墳式戦闘機?あれは中島の特殊攻撃機『橘花』!?完成してたの?」 そして、ふいに瑞鶴は地面に転がっていた、本体とは別に作ったため 大きさが等身大のままであるガンダムの盾を拾うと飛行艦板のあった場所にそれを設置した。 「盾は飛行艦板じゃないんだけどね。ほら、こっちへおいでよ」 (……一体何をやっているんだあの女は?) このツインテール娘が空母であることを知らない安室嶺さんは彼女が何をしたいのか理解できず 空中を旋回し続ける。その時、ガンダムの胴体部が爆発音と共に破壊され、中から裂けた皮膚から 血の代わりに泥を流してふらつきながら巫女服の少女が這いつくばって現れた。 「げっ!意外と復活が早かったわね!」 「……ええ、突然のことで驚いたけれど、あんたがちんたら食事してたおかげで追いつけたわ ……さあ!死になさい!」 翔鶴の全身に空いた傷口から甲標的の頭が飛び出し、瑞鶴の頭上に魚雷の雨を降らせる。 魚雷に当たりそうになり慌てて瑞鶴のカタパルト代わりのガンダムの盾に着艦した コアブースターを乗せながらそれらの魚雷を難なく交わす瑞鶴。 「酸素魚雷は従来のスクリュー性魚雷と違って雷跡を残さない隠密性に加えて絶大な 破壊力を秘めた日本海軍の秘密兵器。発見しにくい特製ゆえ夜戦に使ってこそ真価を発揮するわ。 闇雲に撃っても当たらない焦っているのかしら深海棲艦?」 「……そりゃいきなりガンダムが降ってくるなんて想定してないからね……」 「あら?私は最高にハイな気分よ。光栄に思いなさい。天下無双の日本海軍の力を見れることをね」 「はい?」 瑞鶴の身体が眩く光り輝き、シールドの塗装がとともに服の迷彩が剥がれ始める。 迷彩の下は、改になる前の赤と白の巫女スタイルであった。そしてかつてガンダムの盾だった ものはいつの間にか鋼製の飛行艦板へと姿を変えてる。なにか、頭の中で声が聞こえてきた。 『試製甲板カタパルトを入手しました』 さて、瑞鶴提督がその身を犠牲にして実装した瑞鶴改ニは基本的に異常に強い 羆謹製艦むすでありながら何故艦載機が無駄に多いだけの微妙性能だったのか? それは情報不足によって本来の改ニに必要な条件を満たしていなかったからである。 瑞鶴を改ニにする条件は高い錬度に加えて改装設計図、そして色々面倒な任務をこなさないと手に入らない 試製甲板カタパルトが必要なのだ。無理やり作っても中途半端にしかならないのは明白である。 そして、色々あって遂に今条件が満たされたのだ。 「さあ来なさい!本当にアウトレンジしてやるんだから!」 瑞鶴は筒から巨大な矢を取り出し、真上に向かってそれを勢いよく発射する。 「……させないわ……あれ?」 だが矢を打ち落とすために甲標的から発射された魚雷は空を切り、 放たれた矢はあらぬ方向へ飛んでいって見えなくなってしまった。 「何処へ飛ばしてるのよ?」 「んー?そりゃアウトレンジだし見えないところから攻撃しないと意味ないでしょ? ふっふっふ。結構いい素材が手に入ったからねぇ。最高の艦載機が手に入ったわ」 そう言いながら矢をもう一本取り出すと、そのまま発射せずに手の中で変化させた。 「直掩機?……機銃を拳銃代わりに使うつもりかしら?まあいいわもう手遅れだし」 瑞鶴の周囲には魚雷が不発に終わったゴーレムさんの身体の泥が飛び散っている。 既に周囲を取り囲まれていたことに気づいてはいないようだ。 「慢心は駄目。油断禁物よ。くたばりなさいな」 数十発の魚雷が瑞鶴に向けて発射された。 だが、空から落下音と共に大量の何かが降り注ぎ、魚雷を次々と撃ち落としていく。 「え?……くそっ!」 ゴーレム提督の周囲にも爆撃が襲い掛かり慌ててガンダムから飛び出して地面に転がる。 「命中精度は低いようね。なにこれ?さっき飛ばしたヤツかしら?」 「まあ戦略爆撃機って奴らしいからね。よく知らないけど」 「まさかB-29でも作ったの?」 「あんな鬼畜兵器死んでも造らなわよ。まあ、もっといいものだけどね。―――地上掃射形来なさい!」 はるか成層圏から、ミニチュアとはいえ巨大な六発爆撃機が地上へ急降下してくる。 5500馬力×6基、最大高度15000m、搭載量20トン以上、航続距離12000km以上、最高速度700km以上 その性能は現在も空爆に使われるB-52に匹敵するとされる超兵器。 ――――米国本土空襲用超重爆撃機、空中戦艦「富嶽」 「……ああ、なんか架空戦記とかでよく見かけるあれね。 てかあんなデカいの空母からどうやって飛ばすのよ?」 「突っ込んでる余裕なんてないんじゃないの?」 「ていうか、潜水艦を爆撃機で倒せるわけないでしょうに……え?」 いつの間にか至近距離まで接近していた瑞鶴の両手から巨大なビーム刃が伸びている。 「ビームサーベル!?……いや、あれは!?」 両手に握った直掩機の背面から炎が噴出している。ジェットエンジンである。 機体後部にプロペラ、機首付近に小翼を配した独特の機体形状でB-29迎撃の切り札として 期待されていた前翼にドイツからもたらされた技術を搭載して完成させた機体、 ――――墳式局地戦闘機「震電改ニ」 「そうやって使うの!?」 「くたばれぇぇぇぇぇ!!!!!!」 瑞鶴は震電改ニをビームサーベル代わりにして激しく振り回し、ゴーレム提督の体を細切れに刻んだ。 そのバラバラになった泥の体を7.7mm機銃多数を胴体下に装備した富嶽地上掃射形が更に細かく粉砕する。 「……はぁ、やってられないわね……」 その様子をガンダムさんの中に隠れて見ていた、念のために分裂していたゴーレム提督の体半分は 半身が焼き尽くされるのを見ていそいそと撤退を決めることにした。 正直時間がかかりそうならあんな道化わざわざ相手にする必要などないのだ。 「……ジブリール先輩達は無事かしら?ずいぶん武器が減っちゃったけど……くそっ瑞鶴提督の野郎……」 「で、あんたはなんなのよ?シバさん?知らないけど?」 「うーん。状況が変わり過ぎてますからね。みなさんは無事なんでしょうか?」 ガンダムさんの残骸にもたれ掛りながらCFRPを手でこねて非常食を作っている瑞鶴は コアファイターから降りてきたコロポックルヒグマに事情聴衆している。 なんだかあのモノクマとかいう上司の話と色々食い違っているが一体敵は何処に居るのか? 「まさか!深海棲艦に鎮重府ごと乗っ取られたとでも言うの?いや!ありえるわね!」 「手か……艦これってなんなんです?」 【C-6 総合病院5階フロア 午後】 【瑞鶴改ニ甲乙@艦隊これくしょん】 状態 疲労(大)、小破、左大腿に銃創、右耳を噛み千切られている、右眉に擦過射創、甲板破損、幸運の空母、スカートと下着がびしょびしょ 装備 12cm30連装噴進砲 、試製甲板カタパルト、戦闘糧食(多数) コロポックルヒグマ&艦載機(富嶽、震電改ニ、他多数)×100 道具 ヒグマ提督の写真、瑞鶴提督の写真、連絡用無線機、 [思考・状況] 基本思考 艦これ勢が地上へ進出した時に危険な『多数の』深海棲艦を始末する 0 ガンダムさんから情報を聞き出す 1 危険な深海棲艦が多すぎる……、何なのよこの深海棲艦たちは……ッ!! 2 偵察機を放って島内を観測し、ヒグマ提督を見つける 3 ヒグマ提督を捜し出して保護し、帝国へ連れ帰る 4 ヒグマとか知らないわよ。任務はするけど。ただのマヌケの集まりと違うの? 5 クロスレンジでも殴り合ってやるけど、できればアウトレンジで決めたい(願望)。 [備考] ※元第四かんこ連隊の瑞鶴提督と彼の仲間計20匹が色々あって転生した艦むすです。 ※ヒグマ住民を10匹解体して造られた搭載機残り100体を装備しています。 矢を発射する時にコロポックルヒグマが乗る搭載機の種類を任意で変更出来ます。 ※CFRPの摂取で艦載機がグレードアップしましたが装甲空母化の影響で最大搭載数が半減しました。 ※艦載機の視界を共有できるようになりました。 ※艦載機に搭乗するコロポックルヒグマの自我を押さえ込みました。 ※モノクマから、『多数の』深海棲艦の『噂』を吹き込まれてしまっているようです。 ※お台場ガンダムを捕食したことで本来の羆謹製艦むす仕様の改ニに変化したようです。 【戦闘糧食】 瑞鶴がお台場ガンダムの装甲(CFRP)を握り飯状に手で丸めて作った瑞鶴お手勢の携帯食料。 食べると戦意高騰と共に艦載機が補充される。美味しそうだが人間が食べると 歯が欠けたり人体に有害な成分を摂取して死に至るので注意しよう。 【穴持たず56(熟練搭乗員・安室嶺)】 状態 健康 装備 特殊攻撃機『橘花』(コアファイター) 道具 なし [思考・状況] 基本思考 ヒグマ、行きまーす。 0 当座のところ、ミズクマの御姉様からの伝令に従う。 1 海上をパトロールし、周辺の空中を通るヒグマと研究員以外の生命体は、全て殺滅する。 2 攻撃を加えてくるようであれば、ヒグマのようであっても敵とみなす。 3 たしか、崖周りのパトロールにはもう一体同胞があたってたよなー。 4 きゃー!私のガンダムがー! 5 とりあえず瑞鶴の機動部隊に混ぜてもらう [備考] ※制限でガンダムは人間サイズ、ヒグマはそれに乗れるほどのサイズになっていましたが、 エンジンの停止に伴い、元の大きさのお台場ガンダムに戻ってしまいました 【穴持たず506・ゴーレム提督@ヒグマ帝国】 状態:疲労、身体が半分蒸発『第十かんこ連隊』隊員(潜水勢)、元医療班、翔鶴の皮着用 装備:甲標的・甲(半数) 道具:泥状の肉体、506枚の皮 [思考・状況] 基本思考:艦これ勢に潜伏しつつ、知り合いだけは逃がす。 0 ゴーヤイムヤ提督の下で、皮に潜る。 1 艦これの装備と仲間を利用しつつ、取り敢えず知り合い以外の者は皮だけにする。 2 邪魔なヒグマや人間や艦娘は、内側から喰って皮だけにする。 3 暫くの間はモノクマや艦これ勢に同調したフリと潜伏を続ける。 4 もう瑞鶴は放っておこうかな……訳わかんないし ※泥状の不定形の肉体を持っており、これにより方々の物に体を伸ばして操作したり、皮の中に入って別人のように振る舞ったりすることができます。 ※ヒグマ帝国の紡績業や服飾関係の充実は、だいたい彼女のおかげです。 ※艦娘の皮ほか、様々なヒグマ、STUDY研究員の皮などを所持しています。
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/1491.html
モバP「俺、娘がいるんです」 執筆開始日時 2013/03/30 元スレURL http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364590572/ 概要 ちひろ「…えっ?」 ちひろ「すいません…今、なんて…?」 P「俺、娘がいるんですよ」 P「プロデュース業と子育て…」 P「大変ですけど毎日が充実してますよ」 ちひろ「……」 ちひろ「…ご結婚なさってたんですね」 P「言ってませんでしたっけ?」 ちひろ「初耳ですよ……あはは…」 ちひろ「(…さようなら、私の恋)」ぐすっ… P「それだったら一度しっかりと紹介しておきましょうか」 P「ウチの娘です」 雪美「……ぶいっ」 タグ ^佐城雪美 ^安部菜々 ^千川ちひろ まとめサイト SSだもんげ! えすえすMIX SS森きのこ! プロデューサーさんっ!SSですよ、SS!
https://w.atwiki.jp/tasdouga/pages/1384.html
国内版 ここを編集 記録 13 03.33 追記回数 3690 Player narimasa TASVideosページ - TASVideosStatus - 転載元 - 分割リンク - マイリスト mylist/4882204 備考 Movieファイル 解説
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29715.html
登録日:2014/09/02 (火) 18 45 00 更新日:2023/09/04 Mon 01 38 14 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 さるかに合戦 コミックビーム 吉田戦車 昔話 武侠さるかに合戦 漫画 ある日 私たちはおにぎりをひろいました それが すべての始まりだったのです 『武侠さるかに合戦』は、吉田戦車による武侠漫画。 『月刊コミックビーム』2002年9月号から2003年12月号まで連載された。全16話。 そのタイトル通り、誰でも知っているだろう昔話『さるかに合戦』と、『さるかに合戦』に類似した内容を持つ中国民話『ひよこのあだ討ち』をベースに、義理と正義を信じる者たちの熾烈な戦いを描いた快作。 未だ『伝染るんです。』の印象が強い吉田戦車だが、こういう作品も描いているのである。 現在は文庫版が入手可能。 あらすじ 山を治める猿一家の御曹子が、カニの母子からおにぎりを奪った上、母ガニに重傷を負わせる狼藉を働いた。 辛くも命は助かったカニ母子は、娘ガニが助けた女王候補の蜂とともに御曹子から押し付けられた柿の種を育てるが、再び現れた御曹子はそれすらも奪い取り、母ガニを殺してしまう。 遺されたカニの姉弟と蜂は、猿と並ぶ山の大物・栗の門を叩いた。 あだ討ちを望むカニ姉弟と猿一家の戦いは、多くの人々を巻き込んで展開していく……。 登場人物 カニ姉弟と仲間たち カニ姉 一応主人公。両手が鋏になっているのを除けば、ごく普通の美少女である。 戦いが続く中で何もできない自分を悔やむようになっていくが、最後には……。 カニ弟 やはり両手が鋏になっているのを除けば、ごく普通の子供。 子供らしくやんちゃで食い意地が張っており、それがいい方向にも悪い方向にも働く。 蜂(二娘) 武者修行のために蜂の巣を出奔した女王候補。二番目に産まれた女王候補なので「二娘」。 サーベルになる尻の毒針を使った「針武術」の使い手。 姉の「一娘」に指名手配されており、最初はヅラで変装していた。 栗 猿一家と山の勢力を二分する栗一家の大親分。 圧倒的な実力を持ち、義侠心に篤い好漢だが、たびたび命の危機に陥る。 臼 大きい体と怪力を持つが、とても気弱な性格。 以前は杵と共にとある老夫婦の下でおいしい餅を作っていたが、老夫婦の人気をねたんだ意地悪じじいに陵辱され、住み処を失ってしまう。 そんなことがあってもなお、自分を変えられずにいたが……。 杵 かつて臼の相棒だったが、臼の性格に愛想を尽かし、喧嘩別れした。 白くて丸くてやわらかい物を見ると突きたくなる難儀な体質の持ち主で、猿の用心棒面接に応募した際に体質が出て投獄された。 猿に捕らえられた蜂と出会い、カニ姉弟に協力する。 喋りがこの人っぽい。 牛の糞 糞という出自ゆえ、世間の誰からも疎まれるうち、この世の全てを呪うようになった「旅の糞」。 自分をこの世に生んだ牛(おや)を殺すことで罪を償わせようとしたが、臼に説得され思いとどまる。 その後、臼に言われた言葉の意味を探すために放浪を続けていたが、猿との最終決戦に加勢する。 糞を吸収して巨大化し、変形して空も飛べる。 猿一家 御曹子 栗と山の勢力を二分する猿の大旦那の息子で、どうしようもないドラ息子。 大旦那 猿一家の頭目。老獪な策士で、目的のためには手段を選ばない。 息子とカニ母子のいさかいを利用し、かねてより邪魔に思っていた栗を亡き者にしようと企む。 「猿太極拳」の使い手で、栗にも匹敵する強豪。 棒 猿一家に雇われた用心棒。自らを「武器の中では最下等の下衆な凶器」と嘯き、あらゆるものを撲殺する。 名もない「雑木」に過ぎない身ゆえ、あらゆる「銘のある木」を憎み、同時に強者との戦いを渇望する狂人。 針 やはり猿一家に雇われた用心棒にして、二娘のかつての師匠。 「針武術」と「暗殺鍼」を使い、冷徹な戦闘を行う。 針や棒は「生き物」ではなく「モノ」なので、蜂の毒が通じない。 縄 猿一家に雇われた用心棒で、棒の甥。 弱い者いじめが大好きなチンピラで、「弱い者マニア」を名乗る。 棒、針、縄は『ひよこのあだ討ち』の登場人物で、それぞれ『さるかに合戦』における栗、蜂、臼のポジション。 蜂の巣城 女王 二娘の母で、城の長。 瀕死の重症を負った栗を助けるため、蜂の秘薬「ぷろぽりす」を求める二娘にオス五郎との戦いを命じる。 女王のくせに卵をボールのように扱い、部下から注意されると「お前たちもこうして大きくなったのですッ!!!」と逆ギレする困った人。 オス五郎 雄蜂。成人してもつがいの相手を見つけられず、ニート生活を送っていた落伍者だが、戦闘力の高さを買った女王に生かされていた。 「ぷろぽりす」を賭けて二嬢と戦い、猿との最終決戦にも協力する。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 針師匠のかっこよさが尋常じゃないんだよね。 -- 名無しさん (2014-09-02 18 51 02) 猿息子の顔が関根勤に見えて仕方がない。 -- 名無しさん (2014-09-03 03 06 38) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/manafee/pages/152.html
日向坂46です。ちょっといいですか? #27 一流キャンパーvs日向坂46キャンプSP第2弾 高瀬は慎重派。 本格おしゃれキャンプ料理のアクアパッツァを作ることになった高瀬・金村・髙橋。 高瀬はミニトマトを半分に切る作業を始めたが、「どっち向きとかあるんですか」とおもてなし会のトロッコ並みの慎重さを魅せた。 「グチャッてならん?」と心配しながらトマトに刃を入れた。
https://w.atwiki.jp/aqua_medaka/
「aqua_medaka @ ウィキ 」へようこそ 本このページは、2chのアクア板・「メダカ飼ってるんですけど……」用のwikiページです。 現行スレ メダカ飼ってるんですけど……【45匹目】 http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/aquarium/1232715593/
https://w.atwiki.jp/hyakukami/pages/408.html
関連エリア エジプト砂漠 HP 参加人数 討伐時間 6200 8人 8時間 基本所持物 アヌビスの解放石(赤)を所持 報酬データ 1位報酬特大シシケバブ シシケバブ 以下報酬キングコブラの丸焼き コブラの丸焼き ??? 貢ぎ物実測データ 1位/参加2人/貢献pt:2227/特大シシケバブ 1位/参加3人/貢献pt:??/特大シシケバブ 1位/参加2人/貢献pt:1942/シシケバブ 2位/参加3人/貢献pt:??/キングコブラの丸焼き 2位/参加2人/貢献pt:1425/コブラの丸焼き
https://w.atwiki.jp/block_action/pages/137.html
417731攻略 ①道に沿って上の降下まで。 ②まず降下を一番下までおろして反転。ピンクの点で戻っていく降下に乗ってジャンプ。下の降下に乗った後も同様にする。反転後は戻っていく下の降下に乗ってゴール。
https://w.atwiki.jp/ronaldinho/pages/237.html
コズミックロボって、普段何を食べてるんですか? -- ゴマ (2006-11-28 20 32 09) う~ん、何を食べてるんですかねぇ・・・(´∀`;)ってブターク食ってるんでぃすかぃ!?wwwたまには、マニモやカクピタスと言ったベジタブルな野菜も食べなくちゃねwd(・ω・) -- 警視庁 (2006-11-29 00 26 13) 実は・・・焼かれているのは俺・・・(嘘 -- ロナウヂーニョ (2006-11-29 04 01 58) そうかロボは液体金属と金属の間のものでできてるんだな -- アストライオス (2006-11-29 15 02 41) 先輩!ブタークの丸焼きもうすぐでできますよー。おかしいなぁ・・・どこまで行ったんだろう。もう日も暮れだしてるっていうのに・・・ -- ロディ (2006-11-29 20 17 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hyakukami/pages/2496.html
依頼主 ダッキ 出現条件 ダッキ第一進化後 クリア条件 以下の神様の親密度を上げるダッキ:親密度55 成功報酬 焼乳猪仔豚の丸焼き。食べるのは皮のところだけという大変贅沢な料理。サクサクと口の中で溶けるような美味が味わえる。 依頼時 ねぇ、わたくしとても退屈ですの。貴方…愉しませてくださらない…? クリア時 フフ…そうやってわたくしのために頑張る姿、いい眺め…ウフフ…